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浄水の耳より情報集めました

弊害を解消させるとして期待が寄せられているのが、このマルチメディアバンク、いわゆる新ATMである。
F広報部で調査役のS氏は、次のように語る。 「Mを活用していただくことで、当行のセールス、ご案内をしようと考えています」まさに時代は、銀行を選ぶ時代である。
その意味で、新ATMは魅力あるサービス提供になるだろう。 とはいえFでは、すべての情報サービスを、M一辺倒にしようとは考えていない。

顧客のなかにはテレホンバンキングがいい、FAXサービスがいいと考える人も多い。 こうした多様なニーズに応える利用チャネルの多様化を、Fははかっているのである。
これまでのATMにくらべMが優れている点は、なんといっても細かな情報を顧客に伝えることができる、そのビジュアル性にある。 このビジュアル性によって、近い将来、外貨預金、投資信託といった資産運用商品の取り扱いにも利用されることだろう。
むろん、これまでもこうしたサービスは、テレホンバンキングを通じて行ってきた。 しかし、視覚に訴えることができるMの利便性には、かなわないだろう。
では、Mでは、外貨預金、投資信託など専門性を必要とする商品のアドバイスはどのように対応するのだろうか。 Mでは、こうしたアドバイスはダイヤルセンターにいるアドバイザーによってなされる。
テレホンバンキングなどもそうだが、センターに専門家を置いて、そこで一括して質問などを受ける形をとるのである。 Mのようにネットワーク化されたサービスでは、日本Iのeビジネス・マーケティング担当部長・S氏が語るように、リアルで細やかなサービスが提供できる一方で、そのサービスにかかわる行員の人件費をおさえることができるという効果をもたらす。

このサービスがこれまで通り窓口業務だった場合、アドバイザーが一銀行に最低一人は必要になってくる。 e-Businessがもたらす恩恵ともいえるのである。
「M」によって、Fは新たなる店舗展開の戦略を立てている。 それは、刀顧客開拓への新たな挑戦でもある。
まずはMを、全国で100カ所に増やそうとしている。 そして、この新しいチャネルを加えた店舗の展開を考えているのである。
この点について、前出のS氏は次のように語る。 「新ATMコーナーが生まれたことで、これまでだったら店舗を出せなかった地域にも、出店できるようになったのが一番の恩恵でしょうね」つまり、「M」によって、店舗を維持するための採算点を下げることになるのである。

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